といっても
読み終わったのはちょっと前だったりしますが。
高村薫という作家の警察小説です。[Amazonの紹介ページ(上巻)]
まぁ、有名な本なので解説は省略。
このひとの本全般に言えるのですが
情景のディテールや、登場人物の不快感を偏執的に
ネチネチネチ…と描写するので、読んでいると内臓が
きりきりとねじれるような気分になります。
これだけだと悪口ですが、そのくらい読み応えが
あって面白いということです。
季節は夏を設定してあるので、実際に夏に読むと
心地よい不快感が味わえておすすめです。
今の季節ならこの「照柿」の前作あたる
「マークスの山」がぴったりです。