かなり前なのに今頃感想。
ギルティーにおいても感じたのだが、キャラが何をしているのか
よくわからない。今作ではそれよりも解像度・アニメーションの
枚数が増えているにもかかわらず。
少なくとも自分の動体視力では、絵が切り替わったなーという
くらいしか分からない。攻撃判定がどういう軌道で出現するか、
とか、体重が乗っているかどうか(→隙の大きい技か)が情報
として得られない。
でも、ゲームデザイン的にそんな細かいことどうでもいいという
スタンスかもしれない。もしくは直感で技の性能を感じるのでは
なくて、絵そのもの(≠ 挙動・モーション)と性能を結びつけて
暗記しましょう…ということかもしれない。
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あとひとつ、技コマンドにも気になる点がある。
あのゲームは [弱・中・強・特殊] というボタン配置になって
いる。そして必殺技は例えば [何かレバーコマンド+弱中強] に
よって、段階(より速いとか、遠くに届くとか)が変化するのを
直感的には期待するのだが、実際は [+弱のみ] [+中のみ] …
という感じにボタンが違うと何も技が出ないというのが多い。
そんなの覚えればよしというのは確かだが、まず基本となる
コマンドの法則みたいなものを覚えたら他のまだ知らない技の
出し方も大体想像がつくようにしておいた方が、導入としては
親切な気がする。
初めて格ゲーをやるようなひとにとっては、技が出ないとき
レバーコマンドが違ったのか、またはボタン違いなのかという
ふたつの失敗原因を探すのは大変だろう。
そういった点を踏まえると、このゲームは新規のプレイヤーや
他の格ゲータイトルからの乗り換えをあまり意識していないの
かもしれない。
ビジュアルのキャッチーさなどはかなりあるように思えるので
今回挙げたようなゲーム文法に反する点がすごく勿体無い。