2009年1月20日火曜日

IGDA セミナー

IGDA の「ゲームにおけるスクリプト言語の現状」というセミナーに行ってきました。定員 150 名で満員の大盛況。主催の方も「3人くらいしか来ないかもなあ」と思ってたみたいなことを行っておられましたが、実際は結構大きい教室にびっしり聴衆がいるという状況で、是非次回もまた開催したいとのことでした(全3回~5回らしい?)。

最初のコマは Lua 解説本の著者の方で、ぶっちゃけこの方のブログは以前仕事で Lua を使っていたときに相当参考にしてたりします。ありがたやありがたや。内容はスクリプトと Lua の入門編という性格が強く、個人的にはおさらい、という感じでした。

次は CRI 米国法人の方(日本人です)のセッションで CRIScript という、乱暴に言えばゲーム用 Java script をオープンで開発している方です。苦労話から構文解析までかなり濃いものでした。

これまたセッションされた方のブログは読んでたので CRIScript 自体は知ってたんですが Java script かぁ…という感じで若干スルー気味でした。

実装の解説を聞いての感想は、コルーチンクロージャが未実装なのが(ToDo には入ってましたが)辛すぎるなと。

このふたつがあればゲーム場面の遷移なんかをかなり楽に書けるのですが、逆に無い場合、僕のスクリプト導入の主なモチベーションである「C++ 的に書くとダルい部分を補う」が失われてしまうのです。

ただ、これまでは会社の看板を掲げてるスクリプトが存在しなかった訳で、メーカー側としては導入の敷居が下がって良いんではないでしょうか。国内ではスクリプトというもの自体が胡散臭く見られかねないので、この点は以外に重要です。まだベータですしこれからの展開が楽しみです。

このあとパネルディスカッションがあったのですが、エントリーが長くなったので別途書いていきたいと思います。

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